2008-10-15 第170回国会 参議院 予算委員会 第4号
○内閣総理大臣(麻生太郎君) 旧来の日本型システムというのを改革しなけりゃならぬというのは、当時の感じとして、何となく閉塞感のあった二〇〇一年、二年、あのころそういった雰囲気を打破するという意味においては、私は、あの構造改革というものに取り組まれたということに関しましては、私とはかなり意見違いましたけれども、一定の評価はされてしかるべきだと、私はそう思いますよ、率直に。
○内閣総理大臣(麻生太郎君) 旧来の日本型システムというのを改革しなけりゃならぬというのは、当時の感じとして、何となく閉塞感のあった二〇〇一年、二年、あのころそういった雰囲気を打破するという意味においては、私は、あの構造改革というものに取り組まれたということに関しましては、私とはかなり意見違いましたけれども、一定の評価はされてしかるべきだと、私はそう思いますよ、率直に。
日本の活力を取り戻すためには、時代に適応しなくなった旧来の日本型システムを改革しなければならないことは、皆さんが認めておられることだと存じます。 小泉総理がこの構造改革に取り組まれ、一定の成果を上げられたことは、評価されてしかるべきものであります。しかしながら一方で、改革に伴うひずみが出てきており、また、新しい課題が出てきております。
私は、やっぱり日本型システムというのが一九八〇年代にすばらしいということでもてはやされて、九〇年代にもう構造的に変えなきゃいけないと、グローバルスタンダードに合わすということで動いてきたわけでございますが、やはり日本人の文化とかやっぱり体質みたいなものに合った組織のルールというのを是非見付けていただきたいと思っております。
したがって、今回、イギリスの議院内閣制のポリシーユニット制をまね、アメリカの大統領制をまね、そして第三の日本型システムというものをつくったというふうに考えるのであれば、これをきっちりと、まあきっちりと魂を入れていただくようにしていただきたいなと思います。お願いします。
例えば業者さんたちとお話をしますと、これはある意味では、ちょんちょん括弧でいう日本型システムであると。日本型のシステムの中で、それぞれが仕事を発注する、調達をできる平等性のもとで、それぞれが仕事を受注して、何といいますか、それなりの、ちゃんとシステムの中で共存していけるんだというようなことを言う方もいます。
そうしますと、公正取引委員会の委員長ですら、実は、こういう聖域とされてきた先ほど来の日本型システムの中では、できないじゃないか。つまり、公取とは一体何だろうかというようなことを、残念ながら、やはりマイナスのイメージを伝えてしまったんですね、大勢の今まで関心がなかった方に、今回の野球の一連の騒動を通して。
これは日本の国が、明治以降の日本型システムとして、キャッチアップ型の時代にはこれは非常に効果を発揮したと思いますけれども、今の成熟社会、成熟国家になりまして、私はこの公務員制度そのものを考えてみるべきではないかと思います。 いわゆる、例えばトヨタ方式というのがございますけれども、これは製造工程だけではなくて人事につきましても、人間主義に裏打ちされた人事を行っているところでございます。
バブル崩壊後、日本型システムが機能不全に陥ってしまい、新しい有効に機能するシステムに変更しなければなりませんが、我々は成長時代の成功に酔い、変化への対応力を欠いたため、内外の変革の潮流に乗り遅れたのです。
そういった意味で、例えば時間がない、そしてその体制や人がない、さらに前例が全くない、そして解決するシステムもない、そういったことに対して早急に対応しなきゃいけない、これが危機だろうということで、ある意味では、ボトムアップの日本型システムからいうと、どちらかというと一番苦手な分野なのかもしれません。
それで、そういう問題と、それから今、例えば先生が御苦労された経済戦略会議での日本型システムの中でこれが大きな変化をした、旧来型の。どうしても新しいシステムを構築しなくちゃならないところに追い詰められた。そこにあるところの雇用の不安だとかあるいは老後の不安だとかという不安を解消しなくちゃならないというのがテーマになっているんですね。
○国務大臣(小渕恵三君) 経済戦略会議の答申におきましては、我が国経済の再生を主な目的として、活力ある新しい日本型システムを構築するための具体的政策が提言されております。
産業政策を国が策定し保護育成する旧来の事前指導型行政、日本型システムから脱却して、国民が主役であり民間活力が存分に発揮される民力中心の経済構造に改めなければ次代の展望は開けません。官が民から金を吸い上げ、使い道を決めるのではなく、国民がみずからの才覚と自己責任で金の使い道を決めることができるよう制度改革を実施すべきであります。
あわせて我が国経済は、国際化、超少子・高齢化社会の進展に合わせ、産業政策を国が策定し保護育成する旧来の事前指導型行政、日本型システムから脱却し、国民が主役であり民間活力が存分に発揮される民力中心の経済構造に改めていかなければ、次代の展望は開けません。
好むと好まざるとにかかわらず、日本型システムの見直しを今我々は迫られていると言っても過言ではありません。橋本内閣の六大改革あるいは日本の構造改革といったものは、まさにそういった視点が一つの大きな視座になるわけであります。 昨年の十月に、日経新聞がおもしろい意識調査をいたしました。我が国経営者の意識調査、「会社は誰のものか」というものであります。
○益田洋介君 いずれにしましても、今お二人の局長の御意見を伺って、私は、外為法だけじゃなくて税制それから会計基準、それら伝統的な日本型システムを大幅に転換していかなければ、これから日本の市場がロンドン、ニューヨークと並ぶような市場に活性化するというような現在の日本の夢はとても果たせるものではない。
大臣も再三おっしゃっているわけでありますけれども、そういうとらえ方によれば、金融市場の慣行だけでなく税制、会計基準など伝統的な日本型システムそのものがグローバルスタンダードに変わらざるを得ない。そういうことで改革が加速され、世界に冠たる日本市場ができ上がっていくのだ、そういうふうな考え方です。 しかし一方、これまた多くの方から指摘あるように、もろ刃の剣である。
特に、日本型システムは、強いリーダーシップがなく、いわゆるボトムアップであり縦割りであるということもあって、いわゆる平時、物事が予想どおり進んでいくような事態においては非常に効率的ではあるかもしれないけれども、こういう不慮の災害等には極めて脆弱であるということが立証されたわけでございまして、特にこれから日本が地震の活性期に入るということが言われておりまして、非常に災害が多発するということが想定をされますので
冷戦後の世界的な激変の中で、日本型システムがあらゆる面で行き詰まり、大胆な構造改革が必要なことは、もはやだれの目にも明らかであります。現在政治に課せられた最大の使命は、国民にはっきりと今後の日本の進路を提示することであります。
戦後の日本型システムが今日限界を迎え、その結果として、従来のシステムでは満足しない無党派層が増大していると言っても過言ではないと思います。 現在の日本の基盤を支えているのは、都市を中心としたサイレントマジョリティーです。
コンセンサス重視の日本型システムが緊急時には全く機能していないということをさらしていると言っても過言ではないと思います。 今回の震災で失ったのは、五千人を超える人のとうとい命、そして七万四千四百四十二棟を超える建物の被害、家屋の被害、そういったことだけでは私はないと思います。
「追いつけ、追い越せ」を国是として、保護や規制を背景に形成されてきた日本型システムは経済発展に大きな役割を果たしてきましたが、それにもかかわらず、国民は豊かさを十分実感することなく、貿易面で膨大な黒字、円相場の高騰をもたらしているのが現状であります。
私の意見を言わせていただきますと、ここではやはり「日本型システムの可能性」という副題をつけましたように、日本のシステムというのは中小企業も含め、それから企業の中でいろいろな形で仕事をつくって、そしてなるべく雇用を確保してくるように努力をしてきた。